内容説明
真の幸せとは一体何か。世俗の幸せを軽く見がちな仏教各派の中で、密教は率直に現世の利益と幸せを祈る宗教である。心眼を開き、起死回生の奇跡を生む密教の行―本書は、炎の行者がつづる凄絶ともいうべき人間救済の実録である。
目次
1章 奇蹟・心眼は実在する(多数の奇蹟がこうして現れた;肉眼で見えなくとも心眼でわかる)
2章 わたしの法力の秘密(先祖代々行者だったわたしの家系;父母に鍛えられた少年時代;波乱万丈のわたしの青春;わたしの人生には「行」しかない)
3章 これが真言密教の神髄だ(弘法大師と真言密教の系譜;真言密教とはどのような教えか;わたしには呪う力もある)
4章 日常生活の中の「行」(わたしと縁をもった人は必ず幸せになれる;子供は人類の宝である;こうすればあなたの運は必ず開ける;人類の明日のために)
著者等紹介
池口恵観[イケグチエカン]
昭和11年鹿児島県に生まれる。行者であった両親の指導を受け、幼少の頃から真言密教・修験道の修行に励む。34年高野山大学を卒業。その後も言語に絶する荒行を続け、絶大な法力を身につける。42年鹿児島市に「宗教法人最福寺」を設立。続いて48年同市に「鳥帽子山最福寺」を建立、法主となる。悩める人々を救うため、行一筋に打ち込むかたわら、高野山真言宗北米・南米総監部伝導部長として、真言密教の海外布教にも活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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