内容説明
「シルバーバーチの霊訓」「モーゼスの霊訓」と並ぶ英国が生んだ三大霊訓の一つ。3/4世紀を経た今日なお愛読されているスピリチュアリズムの大金字塔。
目次
1章 暗黒の世界
2章 薄明の世界
3章 暗黒から光明へ
4章 霊界の大都市
5章 天使の支配
6章 見えざる宇宙の科学
著者等紹介
オーエン,G.V.[オーエン,G.V.][Owen,George Vale]
1869~1931。教会で20年間司牧した頃から自動書記能力を発揮し始め、その価値を高く評価した新聞王ノースクリッフ卿の勧めにより新聞に連載され、それがThe Life Beyond the Veil全四巻となって出版されて大反響を呼んだ。そのことで国教会の長老の怒りを買い“回心”を迫られたが、断固として拒否して自ら辞職し、余生をスピリチュアリズムの普及に捧げた
近藤千雄[コンドウカズオ]
昭和10年生まれ。18歳の時にスピリチュアリズムとの出会いがあり明治学院大学英文科在学中から今日に至るまで英米の原典の研究と翻訳に従事。1981年・1985年英国を訪問、著名霊媒、心霊治療家に会って親交を深める
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感想・レビュー
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加納恭史
13
さて、「ミステリと言う勿れ」で、見事な大学生の推理に感心し、多少の蘊蓄もあり心が少し安らいだかな。もう何回も読んでいるこの書物の美しさに再度感服する。霊界の様子はやはり神秘的だな。霊界の母親からの通信だが、キリストに続く天使の奉仕の精神に感心する。美し過ぎて当時の人たちに反感をかったこともあった。その批判は残念なことである。母親の住む世界でカストレル宮殿のカストレル様の高貴なこと。普段は彼は高輝を落として母親に姿を見せている。母親はカストレル様に従い、宮殿内も案内されるが、遥か遠くに「炎の馬車」を見る。2023/09/01
加納恭史
11
さて、最初の「ベールの彼方の生活」の一巻目です。最初はオーエン氏と母親の通信です。臨死体験の多くの書物がありますが、出会う相手はほとんど亡くなった親族です。それでも感極まるみたいです。以後の人生を大事にするとか。だが、この本では通信の相手がしだいに天使や守護霊になってゆきます。それも大変に美しく、よくよく考えると知的合理性があります。神の愛について丁寧に語られます。通信している霊団には現代人より上の作家や詩人が応援しているようです。神について、寛容について、天界について、天使について、崇高でお見事です。2022/01/09