内容説明
理想と現実と、正と邪と―その矛盾を超えて開かれる仏の国―「尊厳なる存在の認識」他四編。
目次
虚無の底から
尊厳なる存在の認識
肉体の彼岸
国土の摂取と荘厳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南註亭
6
浄土真宗という宗教にはまったく関心がありませんが、暁烏敏(あけがらす はや)の著作には心を動かされます。宗教アレルギーの方にも読んでほしいですし、内容も仏教くささはありません。新版になってからたぶん7度目の読了です。2012/04/26
南註亭
2
元版刊行時の1978年から10回以上読み返しています。つらいとき、苦しいとき、悲しいとき、寂しいとき、モヤモヤしているとき等々。著者は浄土真宗大谷派僧侶で、清沢満之の弟子。晩年は盲目になったものの東本願寺の宗務総長まで務めた。学識は浄土系にとどまらず、仏教全般からキリスト教や哲学にまで及ぶ。本書は20世紀の日本の僧侶が書いた仏教書の中で最良の1冊だと思います。仏とはなか、生と死、人生、社会、歴史、生活などについてさまざまな示唆を与えてくれます。 オススメ度 ☆☆☆☆☆ 100個でも足りません。
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- 和書
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