内容説明
第二次世界大戦当時、人類の歴史に消すことのできない汚辱を刻印したナチスのアウシュヴィツ収容所の惨劇―この世ながらの生地獄から奇跡的に生還したポーランド女性戦慄の手記。
目次
第1部 アウシュヴィツ(第一日;検疫所;牧草地;川 ほか)
第2部 ビルケナウ(火葬場;新入りの受け入れ;縄跳び縄を持った少女 ほか)
第3部 戦場は近づく(爆撃;自由の息吹き;最後のクリスマス;地獄は終わる;干し草の山)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月夜
2
え~ 読んだ人は まだいないの! 読むのは大変です 図書館から借りた本がたくさんあって 「蜩の記」が順番を待っているのに これが終わらないとすすめない。ナチスのものは 「黒い霧」をかつて読んだ ほかにも そこで生き延びた男 の話を読んだ しかし この本ほど リアルに 本当のことを語っているものはないように思う。ナチスは なぜこのような虐殺をできたのだろう。逆に言えば ソ連の捕虜になった父も シベリアで 明日は殺される と思う4年間だったという 戦争は 決してしてはいけない2014/10/13
Arte
0
ユダヤ系ポーランド人でアウシュヴィッツに送られた著者は、書いた詩が評判になり、囚人受け入れ係として働くことで生き残る。アウシュヴィッツの恐ろしさがよく分かる。著者は1969年以降西ドイツに住んでいたらしいが、その辺りは描かれていない。2020/04/25