感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
7
著者の一人である白井昭(NRA初代理事長)とJ.W.ヒギンズとの出会いのエピソードが綴られている。高富線に対し日本人ですら撮影はおろか見向きもしなかった中で、高富線を撮影する不思議な外国人を見つけて英語で声をかけてみたのが始まり(高富線撮影中のヒギンズを撮った写真あり)。最初は白井昭もヒギンズが米軍属ということでスパイを恐れたのかしばらく警戒していたようだが、そのうちに打ち解けていったようだ。そしてNRA設立後、ヒギンズ写真はNRAが保管し続け、今日も数多の鉄道書籍・鉄道雑誌に引用され続けている。2026/02/02
えすてい
7
高度成長期の名鉄岐阜線の記録。全てモノクロ写真である。2025年3月31日で全廃から20年が経つが今でも名鉄ファンの間で懐かしむ声が聞かれ著者もそうである。高度成長期の大手私鉄ながら岐阜という地方都市故にどこか近代化から完全に取り残されていたのは否めない。特に主力車両が明治・大正期製造の木造四輪単車であり当然ながら直接制御で空気ブレーキなしのハンドブレーキである。モータリゼーションから取り残され昭和30年代にかなり廃止されたがそれでも列車本数はかなりあり輸送力は続行運転でカバー。おおらかな時代だった。2022/11/21




