内容説明
建築とは地上に出現した人生の新しい舞台。その空間の隅々に歴史のロマンが眠り、人間のドラマが息づいている。時代のロマンと人生のドラマを語る。
目次
文化のシンボル(伊勢神宮―三重県伊勢市;名古屋城―名古屋市中区 ほか)
現代建築家の感性(豊田市生涯学習センター逢妻交流館―愛知県豊田市;セントライズ栄―名古屋市中区 ほか)
建築と文学(鶴舞公園 噴水塔・奏楽堂―名古屋市昭和区;旧岡崎銀行本店―愛知県岡崎市 ほか)
洋風・和風・モダン(旧開智学校―長野県松本市;六華苑・諸戸家住宅洋館―三重県桑名市 ほか)
風土と伝統(妻篭宿松代屋―長野県南木曽町;吉島家住宅―岐阜県高山市 ほか)
産業の空間力(産業技術記念館―名古屋市西区;ノリタケの森―名古屋市西区 ほか)
著者等紹介
若山滋[ワカヤマシゲル]
1947(昭和22)年、台湾生まれ。69年東京工業大学建築学科卒。久米設計勤務、名古屋工業大学教授を経て現名誉教授。建築家として活動する一方、建築と文化、文学のかかわりを研究。中京大学、放送大学、椙山女学園大学の各客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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honoka
31
最近ますます古い建築物に興味惹かれる。海外も良いけど、日本にも一生見られないほどの建築物がある。せめて書籍で。写真をはじめ適度で時々世相を語る文章も面白い。2017/06/09
えも
2
伊勢神宮からスパイラルタワーズまで中部地方の代表的な建築を解説。高山の民家あり、明治村あり、愛知県庁ありとジャンルも多彩で、文学と建築の関係にも言及し、何より著者の思い入れコテコテの文章が楽しい。2012/11/12
tama
1
名建築つながりで読んだのですが、これよかったです!名古屋工業大の元教授の方がかいてるのですが近代建築のわかりやすい説明と各建築家や建物にちなんだ歴史的エピソードや文学的思索が盛り込まれていてすごくおもしろかった。2022/09/23
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- 和書
- 部落解放研究 第141号