内容説明
「イスラム原理主義」「プロテスタント」「ダライ・ラマ」「式年遷宮」など、ニュースにしばしば出てくる宗教ワードを知らないと、関連する情報をよく理解できないこともあります。そこで本書は、世界のおもな宗教のポイントを、図版を使いながらわかりやすくまとめました。みなさんにもおなじみ、やさしい“池上解説”で、もう世界のニュースは怖くない！
目次
１章 世界を揺るがす「イスラム教」が知りたい！２章 「キリスト教」を知れば欧米諸国がわかる！
３章 世界に広がる「ユダヤ教」を知っておこう！
４章 日本人に身近な「仏教」を知っておこう！
５章 「ヒンドゥー教」を知ればインドがわかる！
６章 「神道」を知れば日本がわかる！
著者等紹介
池上彰［イケガミアキラ］
１９５０年、長野県松本市生まれ。ジャーナリスト。東京工業大学教授。慶應義塾大学経済学部卒業後、ＮＨＫ入局。記者として数多くの事件や社会問題を取材する。その後、９４年４月からの１１年間、ＮＨＫのテレビ番組「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。わかりやすい解説で、子どもから大人まで幅広い人気を得る。２００５年にＮＨＫを退局、フリージャーナリストとなる。現在も、執筆・取材活動を中心に、各種メディアで精力的に活動している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セウテス
42
世界の四大宗教と日本の神道について、基本的な事から、今問題になっている事まで比べて説明しています。本当に基本的な事だけですが、こうして並べて学ぶ事は理解を深める、とても良い方法なのが分かります。一つの宗教を知ろうとするならば、他の宗教を基本だけでもよいので、学ぶ事が必要なのだと気付かせてくれます。宗教問題は世界中の大きな課題ですが、いくつかの宗教に直にふれ合って、それぞれの良い所そうでない所を知った上で個人として選択ができる。更には宗教によって個人に対する見方が変わる事が無い世界が、作られる事を祈りたい。2014/11/26
糜竺(びじく)
39
とても明快ですごく分かりやすかったです。イスラム教、キリスト教、ユダヤ教、仏教、ヒンドゥー教、神道のメジャー宗教の中味が実際の所はどうなのか、図解を用いつつ、ニュース解説者の池上彰さんが的確に説明して下さる内容でした。どの宗教の解説も非常に平易な文章で書かれていて、しかも要点をおさえたまとめも書かれているのでポイントがよく分かりました。世界の動きにおいて、宗教は全く無視する事の出来ない存在となっています。この本を読む事によって、国際ニュースも興味深く見る事が出来るようになるのではないかと思いました。2015/06/25
33 kouch
34
前半はユダヤ、キリスト、イスラムを中心に、その背景や派生の宗教にも触れてくれる。普段馴染みのないヒンドゥー教や、日本人でも意外とよくわかっていない仏教や神道についても分かりやすく説明してくれる。これらの宗教から起こる政治紛争にも触れているが、あくまで「宗教」の総覧本として分かりやすくするため、政治へ深く入りこまないところが却って良い。それは別のシリーズで、ということでしょうか。さすが池上彰さん。2023/07/21
こなつ
28
イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教、ユダヤ教、仏教、神道についての大枠組みを説明しつつ、世界のニュースと宗教がどのように絡んでいるか説明されている。イスラム教、ユダヤ教、ヒンドゥー教に関してはほとんど知らない状態で興味があったので、細部までの説明はないにしても、これを手がかりに細かいことを他の本で読んでみたいと思う。世界の宗教を知ることって大事だよと親に言われていたので、良い機会になった。2016/11/21
Aby
23
イスラム教・ユダヤ教・キリスト教・仏教・ヒンドゥー教・神道についての初心者向け解説．それに加えて，直近の外交・政治・経済と宗教の関わりが述べられている．５年もしたら「昔の話」になりそうなので，改訂版を出してほしい．2014/02/08
