歴史が面白くなる東大のディープな世界史

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  • サイズ B40判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784806147879
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C2022

出版社内容情報

東大の世界史の入試問題は、語句に関する基本的な知識に加えて、「広く深い」理解が求められている。一つの出来事が、現代世界を形成するに至るまでにどう辿ったかという理解が得られる「ディープ」な入試問題の数々から、グローバル化する現代に生きる上で知っておきたい世界史の知識を学べる一冊。

目次

第1章 地球まるごと世界史(“世界史の要衝”エジプトを通過した5000年という時間(01年度・第1問)
弾圧と迫害のなかでキリスト教が広がっていったのはなぜか?(78年度・第3問) ほか)
第2章 中華文明ワールド(朝鮮王朝が禁止したハングルを福澤諭吉が復活させた背景とは?(04年度・第3問)
近世の東アジアは倭寇のおかげでまとまった?(92年度・第3問) ほか)
第3章 キリスト教文明ワールド(4世紀末にオリンピアの祭典が中止になった理由とは?(00年度・第3問)
イタリア統一の陰の功労者はマキァヴェリだったのか?(10年度・第3問) ほか)
第4章 イスラーム文明ワールド(10世紀のイスラーム世界の「天皇・征夷大将軍」問題とは何か?(93年度・第2問)
19世紀オスマン帝国のタンジマートがめざしたものは何か?(99年度・第3問) ほか)

著者等紹介

祝田秀全[イワタシュウゼン]
東京出身。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究員を経て、代々木ゼミナール世界史講師となる。衛星放送(サテライン)で「東大世界史」「早慶世界史」の講座を担当。現在「Y‐SAPIX東大館」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキーのパパ

26
姉妹作の日本史を読んだときから渇望していた世界史編が発売された。 単なる歴史好きでは気がつかない視点が満載で読むだけで面白い。実際に入試を受けることはないけど、ますます歴史を読む楽しみが広がりそうな気がする。 東大の日本史も奥深いけど、やっぱり世界史の第一問のディープさは特筆物だ。日本の大学入試は知識偏重と非難されるけど、東大世界史の第一問を見たら考えも変わるんじゃないかな。2014/01/06

yashiti76

12
3⃣自分は早慶卒だが、東大世界史のレベルの高さに感服。ちょっとディープ過ぎて、余り楽しめなかった。2013/12/02

funuu

9
東大の世界史の解説。私の頃は大学入試はほぼ暗記科目。今の東大の世界史は暗記プラス世界史の流れをつかんでないと無理なようだ。世界史を入試科目にとり世界史に興味のある私としては大変おもしろい本だった。韓国との今の関係悪化の原因もよくわかる。韓国としては明なき後の正当な中華の文化継承者は朝鮮であるという自負がある。韓国がらすると日本琉球清は下と言う意識。冊封しない日本は汚れた土地。併合時のやられたのをやり返す意識もある。ここまで世界史のレベルを上げる勉強は難しい。2021/09/29

なつき

9
面白い。「~~とは何か説明せよ」はよくある問題だが、付け焼刃では太刀打ちできない良問ばかり。私が知っている歴史とは点、よく言って線でしかなかったが、本当の歴史は面であり重層的な立体なのかも。一つの事柄を語るのに数百年前からの事象が絡まりあっている、そんなことは当たり前だったはずなのに原因と結果は1本の線で繋がっていると思い込んでいた気がする。これが入試問題…むしろこの本の内容を実際に講義で受けたい。2013/11/13

たか

8
日本史編は以前読んだから今回は世界史を。2015/06/15

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