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中経の文庫
完全網羅!浮世絵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784806146506
  • NDC分類 721.8
  • Cコード C0170

内容説明

浮世絵のスタートから終焉まで有名絵師が勢ぞろい。妖精のような美人を描いた鈴木春信の後に人気となったのは、歌麿の肉感的な生々しい美人画。元お殿様ならではの気品のある絵を描く鳥文斎栄之や、葛飾北斎に略画のアイデアを盗まれ「北斎はとかく人の真似をなす」と非難した北尾政美など、浮世絵はもちろん、その背景もいきいきと楽しめる一冊。技法の解説や「比べてみよう!」コーナーなども充実。

目次

第1章 浮世絵スタート(菱川師宣―衝立のかげ;杉村治兵衛―すがる男 ほか)
第2章 カラフルに進化錦絵デビュー(鈴木春信―見立佐野の渡り;鈴木春信―雨夜の宮詣 ほか)
第3章 美人画と役者絵の時代(鳥居清長―美南見十二候・四月・品川沖の汐干;勝川春潮―江都之五山・飛鳥山 ほか)
第4章 市場拡大ジャンルの多様化(菊川英山―芸者之図;渓斎英泉―美艶仙女香・朝霞 ほか)
第5章 浮世絵の終焉(歌川貞秀―大日本海陸名所図会;歌川芳藤―しん板なぞなぞ双六 ほか)

著者等紹介

山際真穂[ヤマギワマホ]
公益財団法人墨田区文化振興財団学芸員。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了(美術史学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

41
江戸幕府が開き、江戸が政治と経済の中心になり、武士の世の中にあっても次第に町人が台頭してきた。経済力をつけた町人達によって新しい趣味趣向の文化を生みだす事になる。そして、東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重等多くの浮世絵が描かれ芸術の面でも世界的にも顕著である。この本はそんな浮世絵をカラーで紹介し、美人画、役者絵、風景画など美しい限りである。私が幼少の昭和時代、永谷園のお茶漬海苔についている付録歌川広重の東海道五十三次のカードを一枚一枚集めた事を思い出す。(今でもその企画は続いているとの事である。)2018/03/08

トミーリョ

4
浮世絵の重要作品を年代順に紹介することで、浮世絵という文化の変遷を体系的に把握できるコンセプトは良い。ただ、図版集としてみると致命的な欠陥が……。見開き二ページで絵を掲載しているのだが、綴じで見えなくなる部分を考慮していないので、作品が台無し。特に美人絵・役者絵は酷い有様……。ブリーチの銀城さん状態。解説やコラムはわかりやすく書かれてて良いのだけど。2013/04/20

がっちゃん

2
さいきん浮世絵に興味があり、初歩の初歩のヨチヨチ歩きの入門書から始めようとして購入。17世紀の初めから作家別に記されており、作品もカラーで大変良いのだが前記の方も指摘されている通り綴じの部分により作品がだいなし(笑2013/04/24

かるた

1
ザッと浮世絵師の名前を知りたくなり、購入。浮世絵師辞典として今後使っていこーかと。時代背景一口メモもあって親切。当時コレが起こったから、影響されたのかなぁーなどと妄想できて面白かった。2015/10/26

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