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出版社内容情報
人間のエネルギーを漏電させる原因として、「怒り」や「欲」があります。執着により生じるこうした怒りや欲に苛まれることなく、エネルギーを満たし続け、生きることを楽しむための方法が「捨てる道」なのです。本書では、仏教が教える「捨てる道」について詳しく述べていきます。
内容説明
こだわらない。すると、楽になる。しつこい「怒り・不安・嫉妬」がなくなる教え。
目次
第1章 「妄想」を捨てる
第2章 「自分」へのこだわりから抜け出そう
第3章 「他人」へのこだわりを捨てる
第4章 「モノ」へのこだわりを捨てる
第5章 「過去」も「未来」も捨てる
第6章 「老・病・死への不安」を捨てる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
29
何かに執着することこそが我々人間の苦しみを生む。万物は流転し永遠に留まり続ける存在など何一つ存在しない。そんな不安定な物事に拘り縋り執着することの愚かさ。放下する勇気さえ持てば世界はありのままにあなたを包んでくれるのに。花の美しさ。風の爽やかさ。そうした自分を心地良くしてくれる出逢いもその瞬間を記憶に留めておけばいい。再び不自然な形でそれを求めることは執着だ。世界は無常だということを理解しその上で何にも縋らず執着せずに世界と対峙する強さを。その先にきっと大悟がある。2017/09/13
mam’selle
21
法事でお坊さんのお話を聴くととても穏やかで温かな気持ちになる事があります。 法話にはお釈迦さまの教えがベースになっている事がわかりました。 特に過去は主観を通して記憶される妄想であり、世の中は全て無常である事、今を大切に心を健やかに過ごすことの大切さが理解できました。2016/04/30
ぱんにゃー
15
「第6章「老・病・死への不安」を捨てる」 私がまさに今直面している課題です。大変参考になりました。ありがとうございます。2013/01/08
キンとギン
12
読みやすい仏教本。他人を理解するには自分を理解すること「自分は他人から何をしてもらうと嬉しいのか」。将来の夢は持たない方がいい、今に集中すると良い←←これはコーチング系の本とは真逆を言っていて大変好感が持てる!2016/04/20
vip2000
9
「日本には、無常をマイナスに捉える人が少なからずいます。」「無常だからこそ、私たちは前に進んでいくことができるのです。」人生では、悪い事が続く時、『無常』という言葉を借りて、納得していたこともあるけど。そもそも無常とは、『絶えず変化すること』と解釈。だからこそ、日々新たな気持ちで送れると想いました。ただ、この国の施策を考えると、執着しないで生きる事、即ち、修行と想います。2016/02/25