内容説明
格付けを見れば、世界経済がわかる!世界経済を動かす“格付け”とは、一体どんなものなのか?格付けを決めている“格付け会社”は、どんな仕組みで動いているのだろうか。
目次
第1章 経済を動かす「格付け」とは何か?
第2章 「日本国債」の格付けはどうなっているか?
第3章 「米国・ヨーロッパ」の国債格付けはどうなっているか?
第4章 ソブリン格付けの「これまで」と「これから」は?
第5章 「格付け会社」は何をしているのか?
第6章 格付けと「経済危機」の関係とは?
第7章 格付けはどんなときに「食い違う」のか?
著者等紹介
黒沢義孝[クロサワヨシタカ]
日本大学経済学部教授、早稲田大学大学院商学研究科非常勤講師(専攻は国際金融、企業金融、信用格付け)。1943年、東京都生まれ。北海道大学経済学部卒(北大・経済学博士)、日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)入行。同行設備投資研究所主任研究員、米国ブルッキングス研究所客員研究員、日本格付研究所主席審査役、米国ハーバード大学客員研究員・客員教授、アジア経済研究所開発スクール客員教授、英国ケンブリッジ大学客員研究員、ドイツ・ヨハネスグーテンベルク大学招聘教授などを歴任し、現職に至る。また、民主的な格付け利用の促進を目的としたNPOフェア・レーティングの代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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向日葵
2
格付けとは何ぞや!?という方には入門書としてわかりやすいと思います。格付けの仕組みや今後の方向性然り、納得できる。個人投資家にとっては一種の指標になりうるので今後の動向を注視したい。2011/12/27
山下 賀久
0
保険の仕事をしていながらも、格付けや金利の意味がはっきりとわかりました。格付けがどうなると国債の金利がどうなるか、格付けと株価の関係など、なんとなくわかったつもりでいたことがいかに多かったかと思いました。すばらしい一冊です。2013/06/01
スプライト
0
初めて読んだ格付け本。分かりやすいし、役に立つ。2011/09/23
よしあき
0
格付け会社が何をやっているのか、格付けがどう経済に影響を与えているのかがザックリとだが理解できた。2012/03/15
Masakazu Nakamura
0
これだけ「格付け」を正面から取り上げた本を読むのは初めてだった。 日ごろから感じていた様々な疑問にこたえてくれた。 格付けにはどうしてもアバウトな面を感じてしまうが、自分の先入観ほどには格付け会社の仕事はいい加減ではなかった(当たり前か)。2011/11/29