内容説明
身の回りにあるもののほとんどは工場で作られたもの。私たちの生活に欠かせない工場、そのなかで行なわれていること。意外と知られていない工場の活動が基礎の基礎から丸わかり。
目次
1章 工場のしくみ
2章 工場とは何か
3章 見込生産の仕事の流れ
4章 個別受注生産の仕事の流れ
5章 新製品開発の仕事の流れ
6章 お金の流れを見る原価計算
7章 工場を支える情報の流れと情報システム
8章 効率化するいろいろな方法
9章 これからの工場
付録(工場のもの作り技術;工場こぼれ話)
著者等紹介
石川和幸[イシカワカズユキ]
工場現場改善コンサルタント。1965年茨城県生まれ、早稲田大学政経学部政治学科卒、筑波大学大学院経営学修士。IE士補、TOCコンサルタント。アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)、日本総合研究所などを経て、サステナビリティ・コンサルティング代表。専門は、ビジネスモデル構想、SCM・ERP構築導入、工場現場改善、効率化支援など。とくに、SCM構築、生産計画の最適化の一環として行なう確実な工場現場改善には、定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kentaro
35
直接原価計算では変動費は全額当期に費用算入し、固定費も当期分の費用は当期に算入する。これにより、全部原価計算と直接原価計算では期間内のコストが異なるため、当期分の利益が先送りされなくなる。 近年はロボット化や自動化で、直接労務費が下がる一方、管理部門の間接労務費の比率が上がってきたことにより、製品別の利益やコストを明確にするためには正確な比率での配賦が必要になる。それがABC(活動基準原価計算)だ。 本書は工場でSCMや生産計画、5SからPDCAまで知りたいことを網羅的に簡潔に学べる。2020/01/31
Tadashi_N
18
生産ラインから財務、開発まで幅広い。2022/09/11
ふろんた2.0
18
入門の入門。製造業の仕事に縁遠い人は日本の製造業は開発技術と現場の職人魂に支えられていると思うかもしれないけど、生産計画から所要量管理、原価計算と利益を出すための仕組みが複雑に絡み合っていることも知ってもらいたい。2015/11/15
オザマチ
13
物の流れ、お金の流れ、情報の流れの基本を知ることができる。食品の工場などは知らなかったので、製造業の場合と比べてみて面白いと感じた。2022/12/03
いっしー
5
工場と関係ある仕事をしている為、勉強の為に読んでみた。 工場の仕組みについて広く書かれており、特に部署ごとの役割は解説やコラムなどがわかりやすく、興味を持って読む事ができた。広く浅くといった感じなので、この本で物足りない部分や理解できない部分は別の教材で勉強する必要を感じた。2020/06/10
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- 和書
- 死への飛翔 ハヤカワ文庫