内容説明
常識を捨ててゼロから考えてみよう。人気の「倫理」講師が教える世界一わかりやすい哲学の授業。
目次
第1章 「哲学って何?」を考える(哲学のはじまり―なぜ「地球は丸い」と言えるのか?;哲学という視点―哲学と科学の違いとは?)
第2章 古代の哲学を考える(自然哲学者たち―世界を「自分の言葉」で説明する?;ソクラテス―「よい」とはどういうことか? ほか)
第3章 近代の哲学を考える(近代―人間の可能性は無限なのか?;デカルト―「疑うこと」で何が見える? ほか)
第4章 現代の哲学を考える(現代―不安はどこからやって来る?;社会主義―労働はカネを生み出すだけなのか? ほか)
第5章 東洋の哲学を考える(東洋の思想―分けずに考えてみる?;ブッダ―あなたがいるから私がいる? ほか)
著者等紹介
畠山創[ハタケヤマソウ]
代々木ゼミナール公民科講師(倫理および政治・経済、現代社会を担当)。早稲田大学卒業。専門は政治哲学(正義論の変遷)。北海道生まれ。高校時代に文部省国際交流外交官としてプリンストン大学に短期留学し、米国のフェアファクス市名誉市民賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドラぽよ論理学者
7
ざっくりと古代〜現代の重要哲学者の主張がまとめられて入門にはいい感じ。ニーチェ、キルケゴール、ブッダの考えが好み。2018/04/09
しゅんぺい(笑)
4
著者の畠山創さんは代々木ゼミナールの名講師らしいです。 この前、早稲田大学にも来て講演していたのが気になって読んでみました。 諸哲学者の思想紹介のような内容でした。わかりやすいといえばわかりやすいです。 ただ、この本に限らず、こういう風にいっぺんに多くの哲学者の解説をされても、あまり覚えられないんですよね。それに、本書は思想の紹介がほとんどなので「考える力が身につく」というのには疑問符がつくかもしれないです。 ブッダの「他人によって私自身がいる」という思想は自分に合うんじゃないかなと思います。2012/07/10
やす
3
タイトル通り哲学の入門書。哲学とは何か、どうやって研究が進んできたかが分かる。2024/03/18
mas82
3
電光石火で読んだ。哲学入門としてはかなり、わかりやすく、図も簡単だけども読みやすい。特に理解するのに時間を要する近代哲学をさらーっと書いてくれていて感心。まさかサイードが入ってるとは、着眼点がおもしろい2014/07/17
りんにゃん
3
代々木ゼミナールの人気講師による哲学 (どちらかと言えば高校倫理)の入門書。噛み砕いた説明は流石としかいいようがない。参考文献も魅力的なので、コメント付きで参考文献のリストを書いてくれるともっと良かったと思う。2014/06/05