内容説明
100年に一度の変革期。EV(電気自動車)の時代がやってきた。
目次
第1章 なぜいま次世代自動車なのか?(動き出した次世代自動車!;自動車ビジネスを襲う変化の大波;加速する次世代自動車の進化)
第2章 次世代自動車で技術・資源が変わる!(次世代自動車を支える技術と資源;終わりなきバッテリー開発競争;快適な走りを実現するモーターとインバーター;世界を巻き込む希少金属争奪戦)
第3章 次世代自動車で業界地図が変わる!(自動車づくりの一大転換期;自動車メーカーの顔ぶれが変わる;大手自動車メーカーが繰り出す生き残り戦略;自動車産業の将来を暗示する電機産業)
第4章 次世代自動車は「端末」に変わる!(次世代自動車は電力の消費と供給双方を担う!;次世代自動車が変える交通のあり方;次世代自動車を巻き込む高度情報化へのうねり)
第5章 次世代自動車が未来社会を変える!(次世代自動車社会の到来は待ったなし!;次世代自動車社会実現に向けた世界の動き)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セイタ
2
自動車が将来どのように変わっていくかについて、考察した本!コンサルが書いた本だけあって、文章もわかりやすく、挿入されているグラフや表もよく出来ている。EVが主流になり、自動車の端末化が進んだ結果、自動車産業全体が凋落する可能性もある。スマイルカーブの両端を抑えている会社がこれからは強くなるとしたら、EV車においての川上であるバッテリとクライアントに最も近い川下を抑えるのが得策なのだろう。2017/07/08
ayako_tooyama
1
次世代の自動車はスタンドアロンの存在ではなく、ITや電力と融合することで社会システムの一端末としての役割を果たすようになる。 それと同時に、「所有から利用へ」のトレンドが加速し、カーシェアリングが普及する。 電気自動車、バッテリー、スマートグリッド、クラウド化、といった基礎知識をコンパクトにわかりやすくまとめた本。初心者向け。 国内外の自動車メーカーの取組み、特にコンセプトカーの紹介がもう少しあれば良かった。2011/09/04
Germanene
0
電気自動車の普及に伴う、自動車ビジネスの変化について書かれた本。エレクトロニクス化が進んだ自動車は、クラウドに接続された一個の情報端末と化す他、蓄電器としても使える為スマートグリッドを支えるインフラの一つになる。付加価値は車体の組立でなく、コアとなる部品(バッテリーとか)に集約され、車体メーカーと部品メーカーの力関係も変化するだろう-という内容。既に電気自動車ビジネスの本(「電気自動車が革新する企業戦略」とか)を読んだ人には取り立てて得る内容はない。初心者かつ忙しい人向け。2012/10/13
ネコオゼ
0
自動車が作り出す未来に乗り遅れたくないと思う。2011/10/31
tak
0
わかりやすさを最優先。大学生くらいで読むにはちょうど良い。2011/02/06