内容説明
江戸時代後半、越後（新潟）に生まれた禅僧の良寛さんには、心温まるエピソードが一杯です。子どもと一緒に無心に遊び、意地悪な大人に騙されても相手を受け入れて、たちまち赦してしまう。その無垢で清純な人柄は時代を超えて私たちを魅了します。欲や悩みにとらわれない、スローライフ、シンプルライフの原点とも言える良寛さんの世界を体験してください。
目次
第１章 持たずに生きる―欲を離れてシンプルになる八話
第２章 愚直に生きる―「あるがまま」の力に気づく六話
第３章 争わずに生きる―本物のスローライフに学ぶ九話
第４章 無垢に生きる―「童心を取り戻したい」ときの五話
第５章 慕われて生きる―人生のベテランに学ぶ五話
小伝 良寛さんの生涯―天上大風、七十四年
著者等紹介
植野明磧［ウエノメイセキ］
本名・植野太郎。１９０８年大阪府泉佐野市生まれ。１９２７年、大阪府天王寺師範学校（現・大阪教育大）卒業。教職に就く。１９４８年から勇退するまでの１９年間、泉佐野市の公立小学校長兼併設幼稚園長を歴任。１９３６年から保田龍門画伯に師事して日本画を学ぶ。教職を退いた後、市議会議員を務め、引退後は良寛研究の専念。自宅を良寛画庵と名づけ、良寛の生涯を描く。１９９０年１１月逝去（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama_space
0
このような人が実在していたのかと、疑う自分の心根の貧しさが悲しい…。良書2010/09/10
