内容説明
人間は自然そのもの。だからこそ、“生きもの感覚”で生きよ!俳界の巨匠が志す、理想の生き方。
目次
兜太流の人間観(人間と「生きもの感覚」)
デジャ・ヴュ(新世代へのはなむけ)(若者の言葉遣いには心配ご無用;中途半端はダメ、プロになる覚悟で;反戦平和こそが人類の理想;エゴイズムも全否定はできない;内面を深めることが肝心)
人間・兜太の原点(私と俳句;荒凡夫として米寿を生きる)
世界に広がる俳句の輪(「正岡子規国際俳句大賞」を受賞して;俳句の地平を広げるのは女性)
一茶にぞっこん(芭蕉の「軽み」と一茶の「俗」;「生きもの感覚」;自然と俳句)
著者等紹介
金子兜太[カネコトウタ]
1919年埼玉県に生まれ、秩父で育つ。旧制高校在学中に作句を開始、41年より加藤楸邨に師事。東京大学経済学部卒業後、日本銀行に入行。55年、第一句集『少年』刊、翌年現代俳句協会賞受賞。62年、俳誌「海程」創刊。87年より「朝日俳壇」選者。前衛俳句、社会性俳句の旗手として、日本にとどまらず、欧米や中国の俳句普及にも尽力する。日本現代詩歌文学賞、NHK放送文学賞、蛇笏賞、正岡子規国際俳句大賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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