中経の文庫<br> 世界一面白い古代エジプトの謎 ツタンカーメン/クレオパトラ篇

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中経の文庫
世界一面白い古代エジプトの謎 ツタンカーメン/クレオパトラ篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784806136637
  • NDC分類 242
  • Cコード C0122

内容説明

紀元前5千年にはじまったといわれる古代エジプト文明は、新王国時代において栄華をきわめ、やがて衰退への道をたどっていった。少年王ツタンカーメン、絶世の美女クレオパトラ…名誉欲や権力闘争といった現代にも通じる人間ドラマを、古代エジプト研究の第一人者・吉村教授が“鋭く”解説する。

目次

新王国時代(永遠の来世に願いを託して;国力を増大させた植民地政策;ハトシェプスト女王とトトメス三世;アクエンアテンの宗教改革;少年王ツタンカーメン発掘をめぐる人々;大王ラムセス二世の時代)
第三中間期・末期王朝時代(古代エジプト世界の落日)
プトレマイオス朝・ローマ支配時代(アレキサンダー大王とエジプト;運命に挑戦した女王クレオパトラ;コプト教の時代へ)

著者等紹介

吉村作治[ヨシムラサクジ]
1943年、東京都生まれ。エジプト考古学者。サイバー大学学長、早稲田大学客員教授、工学博士(早稲田大)。1966年、アジア初の早大エジプト調査隊を組織し現地に赴いて以来、40年以上にわたって発掘調査を継続、数々の発見により国際的評価を得る。2007年、サイバー大学の初代学長に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チサエ

7
KindleUnlimitedにて。とても読みやすかったです。大好きなハトシェプストさんのことも書かれていて嬉しかった。葬祭殿いつか行ってみたいなあ。人間のゴタゴタは大昔からあったというのに、いまだに大小さまざまな争いがあり、人の業の深さが感じられるねえ。作中からではないですが→「いのちを愛し、 さいわいな日々を過ごそうと願う人は、 舌を制して悪を言わず、 くちびるを閉じて偽りを語らず、 悪を避けて善を行い、 平和を求めて、これを追え」(聖書)2023/06/17

BIN

6
読みやすいエジプト歴史本でした。男のように振る舞ったハトシェプスト、それを後に否定し壁画から削ったトトメス2世とか知らなかったので面白かった。ツタンカーメンを発見したカーターの生涯とかもよく、スポンサー探すのに苦労したと思います。今ならクラウドファンディングですな。2023/03/14

5
ピラミッドがどうやって作られたのか、そもそもの目的はなんなのかなどなど、気になって調べてみたが23年の現在でも良く分かっていないらしい。そしてたぶん、今後もはっきりと判明することはないと思う。しかしそれでも気になってしまうのはシンプルに知的好奇心を刺激するからで、現物からアレコレ好きに妄想するだけで楽しめるんだから、史学というのは低コストな趣味とも言える。2023/12/09

宇佐見

4
江戸東京博物館の「古代エジプト展」鑑賞のため再読。個性豊かなファラオが登場する本書の方が記述に躍動感があり、楽しい。「ローマ人の物語」の読了後なので、周辺諸国との関係やカエサル、アントニウスとクレオパトラの物語も更に楽しめた。ローマに支配された後、エジプトが息を吹き返すのが皮肉。それだけ、アウグストゥスを始めとするローマの賢帝の支配は際立っていたということだろう。ローマにとっての一大穀倉地になったところで、古代エジプトの歴史は終わり。ネフェルティティの胸像が日本に来ていたらなぁ。。★★★★☆2021/03/27

宇佐見

3
トトメスあたりから、急に人間模様が面白くなってきて、クレオパトラも含め、満足して読了。やっぱり、記録が残っている新しい時代のほうがいろいろなことをかけて、読み物として面白い。ほとんど何の情報もない古い時代のほうが、きっと宝探し的な面ではおもしろいんだろうなぁ。★★★★☆2019/03/23

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