内容説明
現代は人生80年である。60歳などまだ人生の中ほどという考え方もできる。であれば、座して死を待つのではなく、積極的に自分の人生をつくり上げていくぐらいの時間があるということだ。そんな後半生の命を全うしないのは、いかにももったいないではないか―。モタさんからの最後の養生訓。
目次
自分らしく生きる―「はじめに」にかえて
人間とは
理想的な最期
残されてゆく人たちへの配慮
「夫婦」への再スタート
明るく生きる
体の養生をしよう
心の養生をしよう
人生の後半生に
生きる目的を持つ
人の中で生きる
泰然として生を全うする
人生は六〇点がいい
自分らしく死ぬ―「おわりに」にかえて
著者等紹介
斎藤茂太[サイトウシゲタ]
1916年、東京生まれ。医学博士、エッセイスト。慶応義塾大学医学部にて精神医学を専攻、精神科医となる。斎藤病院名誉院長。日本精神科病院協会会長、日本旅行作家協会会長など歴任。精神科医の経験を元にした気持ちの持ち方、生き方を記した著作が多くの人々を魅了している。2006年11月20日、心不全のため逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三崎口@ネットつないだら本格復帰します
1
久々に買った茂太さん本だったけど真ん中あたりまで読んで中断。内容が自分には少し早かった2012/10/18
Hiroyuki Takayama
1
人生も半ばを迎え、子育てのゴールも見えてきた私自身の現在にマッチした本です。精神科医からの視点で書かれていますが、全く難しくありません。とってもシンプルです。長いか短いかの違いはありますが、いずれ私たちは必ず死にます。特に人生も半ばを過ぎてくると、自分の人生を振り返る余裕も出てきます。そして、子らから先の人生、これでいいのか?と、自問自答するいい機会でもあります。その時のヒントになる本です。特に「足るを知る」、「楽しむことを大切」、「いつもありがとうを」は心に残りました。いつも「もっと、もっと」と求め、「2012/02/26
ぶ~まっくす
0
茂太先生の本は読むと落ち着く2020/06/16