内容説明
日本人は、古来からすばらしい魚文化を積み重ね、海の幸をあまねく享受してきた。本書は、生きている魚介類の謎、古来から伝承されてきた魚介類のことわざ、伝統、俗信などの謎、暮らしのなかの魚の謎などに光を当てて、知っているようで知らない「魚のふしぎ」をなぞなぞ形式でわかりやすく解説した楽しいイラスト付文庫。
目次
1 魚は眠るときも目を閉じない(「左ヒラメの右カレイ」って、なんのこと?;投げ捨てた片身が魚になった? ほか)
2 心臓が三つもある海の生物とは(魚のすみかは、魚の色で見当がつく!;魚の進化は、腹ビレの位置で見当がつく! ほか)
3 魚も実は「おしっこ」をする(魔の三角関係にある海の生き物は?;初めてサケの稚魚が放流された場所 ほか)
4 「ネコに鰹節」の科学的根拠(オス不足のギンブナの子が殖える理由;キンギョやコイが水面でパクパクするわけ ほか)
5 おいしい焼き魚の決め手は?(二枚貝が、開いたり閉じたりする理由;二枚貝に足があるって本当? ほか)
著者等紹介
佐藤魚水[サトウギョスイ]
本名・高橋哲夫。1930年千葉県生まれ。東京水産大学増殖学科卒業。28年にわたる水産試験場での研究生活の後、千葉県栽培漁業センター所長を最後に退職。以後本格的な執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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