孫が挑んだもう一つの八甲田雪中行軍

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孫が挑んだもう一つの八甲田雪中行軍

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784806135067
  • NDC分類 291.21
  • Cコード C0095

内容説明

祖父と孫二人をつなぐ因縁の地へ―55歳、元自衛官が、祖父の踏破した弘前歩兵第31連隊の過酷な道のりに挑戦。

目次

第1章 挑戦―今なら、できる!(直感の朝;明治三十五年・平成五年―二つの演習)
第2章 準備―夢に向かって!(行動開始!;広がる支援の輪)
第3章 踏破―決行の時(出発の日;二日目―十和田市への道;八甲田山に挑む;鎮魂とともに)
第4章 使命―伝えることの大切さ(実感で語る第五連隊遭難事件;福島泰蔵のこと)

著者等紹介

間山元喜[マヤマモトキ]
昭和24年弘前市生まれ。同43年陸上自衛隊に入隊。同48年日本大学法学部卒業。平成15年陸上自衛隊を定年退官し、翌16年、司会業を主業務とするMM総合企画を設立、代表を務める。平成17年3月4日~7日、旧陸軍弘前歩兵第31連隊が行った八甲田山雪中行軍の再現に挑み、成功させる。この「再現」は、同年4月29日、青森テレビのドキュメント番組「熟年男の大ロマン・八甲田雪中行軍始末記」(1時間番組)として放映される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

C-biscuit

17
古本購入。以前、八甲田山死の彷徨を読んだのもあり、興味を持つ。ほぼ同じルートを子孫である著者が近代装備で挑む。自分にはできないことであるが、小説と比べると全行程が3日間であることや車での移動、サポートする人たちが通いで対応している様子など冒険的な感動はない。各所に出てくる当時の分隊写真や回想がこの本の面白さである。ただ、こういう挑戦をしないと本にもならないところである。歴史小説と史実と違いについても言及しているが、著者の経歴からするとバイアスがかかる。リーダー判断が重要であることは著者も知るところである。2017/08/11

でおでお

3
著者が55歳を迎えて挑戦する様は大いに励まされるが、青森5連隊と弘前31連隊の生死を分けた最大の要因を、大寒気団に遭遇したタイミングとするところには異論を挟まざるを得ない。道中最大の難所である馬立場付近を通過する時の天候が青森隊の場合には悪すぎたというのだ。確かに遭難要因の一つではあるが、厳寒期に中退規模という大人数で大量の物資をソリで運搬するという計画の不良、案内人をつけなかったり、小峠で撤退しなかった指揮官の判断が210名中199人死亡という全滅をまねいたのだ。傷を浅くとどめる機会は何度もあった。2010/03/16

かぐや.

0
冬山登山の本として読んだらちょっとがっかり。これは明治35年の八甲田山の行軍を知るための本でした。車、スノーモービル、幕営は車行きかう国道のすぐ傍「八甲田雪中行軍」というタイトルは無理があるような気がしました。それでも映画で見たそれぞれのシーンが思い浮かんではきたのですが。2018/04/08

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