内容説明
清里に住む植物細密画家は、根や蘂の一本一本の位置まで何一つ疎かにせず描き込んでゆく。そこから私たちの心に届いたものは、花の生命そのものである。本書は、野村陽子らしさがよく表れた作品を選び、それぞれに作品のよきナビゲーターとなるささやかな小文を添えた。
目次
1章 道端で(タンポポ;フキ ほか)
2章 庭で(コブシ;ツバキ ほか)
3章 野山・水辺で(ミズバショウ;ハス ほか)
4章 花束・鉢植えで(ヒヤシンス;フクジュソウ ほか)
5章 畑・果樹園で(サクランボ;アンズ ほか)
著者等紹介
野村陽子[ノムラヨウコ]
長野県上伊那郡箕輪町の生まれ。武蔵野美術短期大学工芸デザイン科を卒業後、大塚テキスタイル専門学校でも学び、テキスタイルデザイン事務所勤務を経て、スペインに遊学。山梨県植物研究会会員
あらきみほ[アラキミホ]
青山学院大学英米文学科卒。俳人協会会員。「花鳥来」編集同人。季寄せ、子ども俳句歳時記など俳書の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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