内容説明
幕末に会津藩士の子として生まれ、藩が背負った過酷な運命を引き受けつつ、薩長閥が支配する明治の軍界で陸軍大将にまでのぼりつめた柴五郎を軸に語る第一部。第二部では、織田信長、前田利家、武田信玄など、動乱の戦国を生き抜いた武将たちの姿を描く。逆境をのり越えるための勇気と知恵を、歴史上の人物から学ぶ。
目次
逆風と闘う勇気―序文に代えて
第1部 陸奥の会津人(会津藩はなぜ消滅したのか―松平容保の苦渋;斗南から羽ばたいた人々―広沢安任、山川浩ほか;不毛の大地が生んだ陸軍大将―逆境の人・柴五郎の生涯)
第2部 武将の戦略(情報を活用するなら人材ごと―織田信長の戦略;算盤がもたらした加賀百万石―前田利家の経済感覚;軍勝五分の妙―武田信玄の戦勝哲学;天下人を支えた名参謀―無私の人・豊臣秀長;知略に長けた戦国大名―毛利元就の遺訓)
風土の造形力―あとがきに代えて
著者等紹介
山下康博[ヤマシタヤスヒロ]
昭和15年、青森市に生まれる。昭和38年3月、法政大学法学部卒業。青森商業高校、青森中央高校での24年間の教員生活を経て、昭和62年4月、実業界に転身。青森市内の企業再建に役員として参画(幹部教育、営業戦略担当)する。平成3年、講演・社員研修を主業務とする(株)セミナー青森を創業、代表取締役になる。東北を中心に全国各地で、経済者・幹部を対象に年間200回以上の講演活動を展開している。主な講演テーマは、八甲田山雪中行軍をはじめ、織田信長の戦略、豊臣秀吉の発想力、上杉鷹山の部下育成など多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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