内容説明
日本の苗字の数は約30万。中国で約500、西欧でいちばん多いといわれるフィンランドでも3万程度なのに比べると、その数は驚異的。日本にはなぜこんなに苗字が多いのか。栗花落、纐纈、百鬼などの難しい姓はどうやって誕生したのか。佐藤、鈴木、高橋などのポピュラーな苗字のルーツはもちろん、知れば知るほど面白い苗字の知識をまるごと紹介。
目次
第1章 地名と苗字は親子の関係
第2章 地名の謎、苗字のミステリー
第3章 地名と苗字のおもしろ風土記
第4章 源平藤橘は今も花ざかり
第5章 鈴木さんと佐藤さんの秘密
第6章 田んぼの人、川の人、その他の人
第7章 珍姓奇名びっくり博覧会
第8章 苗字の知っ得つれづれ草
第9章 苗字の由来データファイル
著者等紹介
丹羽基二[ニワモトジ]
1919年、栃木県に生まれる。国学院大学文学部を卒業。地名・苗字・家紋の分野ではわが国で最高の権威。2006年(平成18年)、他界(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
N島
11
駅のキオスクでなんとなく購入。苗字の由来、出自、意味、託された想い等を気軽に学べる一冊。苗字からルーツを探るためのヒントも書かれており、自分の出自を探したい人には、入門的な知識を与えてくれます。自分探しのマニュアルを求める人に、ある意味お薦めな一冊です。2016/10/10
BIN
5
当然といえば当然ですが、地名の話も多い。「小鳥遊」は小鳥が遊べるくらい鷹がいない、「月見里」は月がよく見える里は山がないからと、誰が考えたか知らないがセンスがありすぎる。それに対して一口をいもあらいと呼ぶのはかなり厳しいね。この種の本は何冊か読んでますが、たまに読むといいですね。2024/01/03
こうきち
2
なるほど、面白かった。2018/04/27
かんじ
1
苗字は地名が元になることが多い2021/05/24