お客様は「えこひいき」しなさい！―「顧客差別」で３倍売れる！

高田 靖久【著】

中経出版（2008/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 224p／高さ 19cm
• 商品コード 9784806130116
• NDC分類 673.3
• Cコード C2034

内容説明

あなたの会社の７５％の売上を上位わずか３割の客が支えている。この本では、会社の利益に多大に貢献している客を見つけ出す方法、優良客がどんどんあなたの会社にはまっていく方法、口コミを生み出す方法を紹介。

目次

第１章　なぜ、えこひいきが重要なのか？
第２章　どの客をえこひいきするか？
第３章　『マン・ツー・カンパニー』の経営を行なう―えこひいきする「仕組み」をつくれ！１
第４章　驚異の『ランクアップシステム』を実行せよ！―えこひいきする「仕組み」をつくれ！２
第５章　客にかける「経費」をえこひいきしろ！
最終章　えこひいきマーケティングとは、その他の客を切り捨てるものではない

著者等紹介

高田靖久［タカタヤスヒサ］
１９７１年生まれ。東芝ＩＴコントロールシステム（株）所属。顧客管理システムグループ責任者。飲食店・美容院を中心とした、顧客管理ソフトの商品企画・販売に携わり、「ソフトウェアのみを販売するのではなく、結果（売上向上）を販売する」を信条としている。入社から数年は「売れない営業マン」だったが、その後、一念発起。「給料の５分の１」を自己投資に活用し、短期間で営業、および店舗経営ノウハウを身につける。そのノウハウを顧客管理ソフトウェアに組み込み、既存クライアントに提供したところ、前年対比３００％アップなど、売上拡大する店が続出した。このノウハウを全国のお店に伝えていきたいと、講演を開始。セミナー「店舗経営売れる仕組み構築プログラム」は年間７０回以上実施し、常に満員御礼となっている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゼロ投資大学]

どんなお客様も等しく最高のもてなしをするという意識は日本ではまだまだ強い。しかし、お店で100万円を使っている客が、100円しか使っていない客と同等の対応をされたら良い気持ちはしないだろう。お客様は「えこひいき」をしてほしいのだ。えこひいきは金銭的な見返りだけでなく、心のある対応でも示すことができる。そうして優良顧客となったロイヤルカスタマーがお店の売上の大部分を支払ってくれる。積極的に特別扱いをすることで新規客をロイヤルカスタマーにせよ。

2023/03/21

[mkt]

4つの顧客層（シェア割合→売上割合）①試用客層（40%→8%）②浮遊客層（30%→17%）③得意客層（20%→30%）④ファン客層（10%→45%）/えこひいきの仕組み①お客様毎に購買情報記録②お客様との会話、持ち物、身なり、そぶり、一緒に来た客など、情報を全て記録する③店に来る前から準備する④来店したらざっとでも顧客情報に目を通す⑤ファン客層の誕生日は花を届ける⑥お客様毎にえこひいきを仕組み化する⑦DMは全てに送らない/お客様に成長を楽しませる/ 20201205読了　223P 10分

2020/12/05

[森田裕之]

10年前の本なので、記述に若干の古さを感じる部分もあるが（ニュースレター、メルマガ、マイレージサービス等）、ファン顧客、上得意客を正当に「えこひいき」することの大切さ、そして安易な金銭的なメリット（値引き）よりも「心の繋がり」を重視することの重要性など、参考になった。一定期間の購買状況から4つの客層に分類する、成長性のない単なるポイントカードではなく、カードをランクアップさせて成長性を持たせるなど、自分のビジネスに合わせた形で実践の可能性を探ってみよう。

2018/01/22

[こうじ]

いわゆる、顧客は平等に扱うのではなく、公平に扱いましょう、というような内容の本。つまり、よくお金を使ってくれるお客様（お得意様）には、金銭的な面（割引とか）よりも、サービスを提供することによる心理的な「えこひいき」をしてあげて、上得意を増やして繋ぎとめよう、というような話。

2016/02/11

[13903]

顧客の情報管理の重要性を書いた本。店側がお客様のことをおぼえていますよ、と伝えること、お金を使うお客様に特別なサービスをすることを推奨されています。私のお店のような小売でPCでの顧客管理ができない小規模の店だと、顔を見て名前が分かるお客様を増やすこと、買上げたものを記録して後で累計買上額がわかるようにすることが大事。

2015/10/09