内容説明
現在、スズキはインドで独り勝ちといわれている。これはひとつの合弁企業が生み出した奇跡だった。身分制度や文化の違いを超えて根付いた「日本的経営」とは。「大国インド」で日本企業が進むべき道とは。創業期から現場の経営トップとして走り続けた著者による、スズキのインド戦略のすべて。
目次
対談 「目指してきたのはインド」(鈴木修(スズキ会長)×R・C・バルガバ(マルチ・ウドヨグ社元社長))
第1章 インド最大の自動車メーカーになった「風の神」マルチ
第2章 人をつくる、組織をつくる
第3章 インドでクルマを売るということ
第4章 部品メーカーを育てる―インドのものづくり
第5章 販売・マーケティング―「インド市場」の実像
著者等紹介
バルガバ,R.C.[バルガバ,R.C.][Bhargava,R.C.]
マルチ・ウドヨグ社元代表取締役。RCBコンサルティングCEO。1934年生まれ。アラハバード大学にて数学修士を取得後、1956年にIAS(Indian Administrative Service:日本のキャリア官僚に相当)に任官、エネルギー省局長、バーラット重電機公社(BHEL)理事などを歴任後、1981年マルチ・ウドヨグ社の設立に役員として派遣される。1985年にインド政府よりマルチ・ウドヨグ社の社長に任命され、1992年マルチ社がインド政府との50%ずつの折半企業になると、スズキからの指名で再度マルチ社の社長に就く。1997年退任。現在は社外取締役を務める。IIT(インド工科大学)コルカタ校理事会メンバーで、インド工業連盟等の財界活動にも力を注ぐ、インドを代表する親日家
島田卓[シマダタカシ]
1948年生まれ。インド・ビジネス・センター代表取締役社長。岐阜女子大学客員教授。明治大学商学部卒業後、東京銀行に入行。91年よりインド・ニューデリー支店次長。95年に帰国、97年より現職。インドの政財界に幅広いネットワークを持ち、インドビジネスに精通。テレビ出演、講演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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