出版社内容情報
20世紀初頭10倍の大国ロシアを破った日露戦争をとおして、21世紀初頭からの日本のあり方と行方を解剖。成功の本質を読み切る一冊。
内容説明
日本とロシアが戦ったいわゆる日露戦争開戦から、ちょうど一〇〇年。軍事力だけでなく、国家予算の規模など、おおよそ日本の一〇倍近くあった当時のロシア。世界の大国であったロシアと、アジアの小国日本が戦った。開戦前の予想では、ロシアが勝利するというのが世界の大方の見方だった。しかし、日本は勝利する。国力で一〇倍の敵と互角以上の戦いをし、勝ちを収めた。このことは、今の日本にどんなことを投げかけているのだろうか。本書は日露戦争という歴史的事件を通して、今日の日本という国の姿、その行方について考える。
目次
始章 一〇倍の相手に勝つ九つの戦略
第1章 興―強大な敵に勝つための国づくり
第2章 盟―世界帝国イギリスが日本を認めた日
第3章 信―アメリカ大統領にトイレを案内させた男
第4章 武―大砲をつくった元帥
第5章 技―神様のようなテクノロジー
第6章 謀―ロシアを震撼させた無頓着スパイ
第7章 財―「すっからかん」から、財政安定へ
第8章 資―「ダルマさん」が集めた戦費
第9章 智―明治の叡智はどう継承されるのか
著者等紹介
滝沢中[タキザワアタル]
作家・政治史研究家日本ペンクラブ会員。昭和40年東京生まれ。駒沢大学法学部政治学科・上条末夫研究室卒。政治社会学、政治心理学を専攻。新聞社の編集庶務などを経て、独立。専門領域は日本政治史、リーダー論、政治一般、日本史全般。歴史の中に埋もれた人物の発掘や歴史小説など、幅広く執筆
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