人生のことは、小説が教えてくれた―二五作の名場面で読む人間の“幼年・青春・中年・晩年”

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806120407
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C2091

出版社内容情報

日本近代文学の名作の名場面をとりあげ、その読み方や背景、作品としての面白さと魅力を紹介。宮沢賢治、夏目漱石、井伏鱒二、中野重治、佐多稲子、林芙美子など。

内容説明

小説は、「人間」の宝庫である。そこでは、恋も友情も理想も、そして苦しみと孤独と死でさえ、夜明けの露のように新鮮である。今、人間の真の姿を伝えよう。

目次

プロローグ 小説・名場面で読む「人間」の一生とは
子どもたちの感情体験(新美南吉「狐」―はじまりとしての不安;宮沢賢治「銀河鉄道の夜」―友と別れの軌道をゆく ほか)
それぞれの青春(夏目漱石「こころ」―決定的な出来事が起きた;小川未明「野薔薇」―戦争に対する戦争 ほか)
ねばりづよく生きる(中野重治「村の家」―ここからはもう退けない;葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」―労働の発見 ほか)
晩年の風景(徳田秋声「死に親しむ」―思うようにはいかない;松本清張「或る『小倉日記』伝」―鈴の音が聞こえる ほか)

著者等紹介

高橋敏夫[タカハシトシオ]
文芸評論家。早稲田大学文学部教授。1952年生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、日本近・現代文学、文学理論を同大学院にて研究。文芸評論をはじめ映画、漫画など幅広いジャンルで持論を展開し高い評価を受けている
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