出版社内容情報
文系の方や数式が苦手な方でも読み進むうちにだんだん「数学の頭」になれる。「トイチの怖さ」「噂の確率」など、22項目を読み解く。エピソードや数学活用例が盛り込まれた、数学が身近になる1冊。
内容説明
文系が数学したら社会のことがここまでわかる。
目次
第1章 数の種類と「比」の窓から社会を観る(比を使えば会社の成績がわかる;高い計算能力が必要な日英旧通貨の複雑系 ほか)
第2章 パラドックスという玄妙な世界(ミートボールとハンバーグの経済学;急に伸びる「非線形」の秘密 ほか)
第3章 苦手な微積分で時代を探る(ちょっと微分してみる―少しなら怖くない;食べる側と食べられる側の微分的関係 ほか)
第4章 カオス(混沌)から宇宙をのぞく(こうしてカオスは発見された;金融工学は株価を予測できるか ほか)
著者等紹介
柳谷晃[ヤナギヤアキラ]
1953年東京生まれ。1975年早稲田大学理工学部数学科卒業、早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学高等学院数学科教諭、早稲田大学理工学部兼任講師、早稲田大学複雑系高等学術研究所研究員。専門は「微分方程式とその応用」。春・夏・冬の休み中は、受験から微分方程式の応用まで、数学にちょっとでも関係した講演で全国をかけ回るほか、アメリカ、カナダ、ブルガリアなど世界中の数学学会に出席するため、東京にはほとんどいない
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