出版社内容情報
武士とは何か、理想の武士像とは、といった根本的な問いから、知っておきたい武士の種類や名前、代表的な武士道書の解説、そして現代日本と意外に変わらないその生活まで、武士道の本質に迫る!
内容説明
現代に生き続ける、武士の魂とは。
目次
第1章 武士とは
第2章 武士の種類と名前
第3章 理想の武士像
第4章 武士道書とはどのようなものか
第5章 武士の給料と生活
第6章 武士の出世と学問
著者等紹介
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。1982年同大学院修了。現在、東京大学史料編纂所教授、文学博士。専門は日本近世史。1992年『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社)で第四十回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞
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感想・レビュー
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ななつ
5
武士の思想を読むと、現代の日本人気質が見えてきた。死ぬことを恐れるのは恥であり、「死ぬことは武士の大意」。この言葉を知ると、日本人が戦時期にお国のためと死んでいった裏腹な気持ちに通じるものを感じる。ホントは死にたくないのに、名誉を感じて死んでいった兵士達がいい例。現代でも、本音と建前の使い分ける国民性。切腹の意味にも、これまでの考えが逆転した。入門編とはいえ、勉強になりました。また、歴史の見方が変わりそうです。2017/03/18
パン粉
1
死ぬために生きていく。誰のためにというのが、定められないといけませんね。三島由紀夫を思い出して仮面の告白を読む。2016/07/30
あふろちゃん
0
堺事件は衝撃的。2017/11/01
尾原道場
0
切腹が印象付けられたのは、堺事件との事で森鴎外の「堺事件」さっそく青空文庫で読んだ。土佐藩の武士達すごい!2013/10/08
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