出版社内容情報
「図解 アメリカのしくみ」に最新情報を取り入れた改訂版。アメリカの本当の姿を多角的に解説した1冊。政治、経済から、企業・産業、外交のしくみの他、テロ対策や宇宙開発についてまで徹底解説。
内容説明
本書は、アメリカを政治(連邦政府から裁判所まで)、国内経済政策(連邦予算から社会保障まで)、対外経済政策(通商法から国際協力まで)、外交(欧亜外交からテロ対策まで)、科学技術(宇宙開発から特許まで)、産業・企業経営(証券市場から労働組合まで)、社会(民主主義から男女関係まで)の七つの側面から説明したものである。
目次
第1章 大統領と議会がせめぎあうパワー―政治のしくみ
第2章 自助努力と自己責任原則のパワー―国内経済のしくみ
第3章 外国市場をこじ開けるパワー―対外経済政策のしくみ
第4章 特別な使命感に燃えたパワー―外交のしくみ
第5章 ハイテク産業を支える産・官・学のパワー―科学技術のしくみ
第6章 旺盛なベンチャー精神のパワー―産業・企業経営のしくみ
第7章 キリスト教原理主義のパワー―社会のしくみ
著者等紹介
柳沢賢一郎[ヤナギサワケンイチロウ]
1944年生まれ。東京大学工学部卒業。三菱商事入社。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所に移り、情報サービス部長、ワシントン事務所長を歴任。97年柳沢情報科学研究所を設立
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感想・レビュー
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たろーたん
1
「自由主義」「個人主義」「平等主義」「人民主義」「放任主義」という信条によって作られた世界でただ一つの国と言えるアメリカは歴史が浅く、他国のように歴史的価値をアイデンティティにした国家ではなく、イデオロギーをアイデンティティとした国家と言える。自由の国と言われるアメリカだが、実際に生活してみると、不自由であると感じることが多い。子供が騒いでぶつかったとして「危ない」と注意するも、親からは「彼は自分を表現しているのだから」と逆に注意されることもよくあり、子供人権を侵害したと訴訟を起こされる場合もある。(続)2023/10/05