出版社内容情報
幕末の儒学者、佐藤一斎が説いた「重職心得箇条」を小説スタイルでわかりやすく解説。17か条を、現実問題の解決策としてどう理解すればよいのか、物語を読みながら理解できる。
内容説明
どんな人が「重職たるべき人」か、「重職から降りるべき人」か。江戸後期の儒学者・佐藤一斎の名著『言志四録』のエッセンスになった「重職心得箇条」の17か条の真実が15の物語りでわかる。
目次
重役に適したる人は、「重厚」な人である
重役として人を用いるには、「好き嫌い」で判断してはならない
伝統は守り、しきたりは捨てよ
いま正にやるべきことは、機に応ずることである
公平になるには、係争の中に入ってはならぬ
無理強いでは、人は動かぬ
何でもやる重役は、いずれ何も出来なくなる
刑罰・賞与は君主からの預かり物。部下に任せてはならぬ
問題の解決には、事の軽重を判断し長い視野を持つことが肝心である
小さな欠点ばかり追いかけると、人は能力を発揮しない〔ほか〕
著者等紹介
月岡兎平[ツキオカトヘイ]
本名・滝沢中。作家・政治史研究家。東京都出身
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