出版社内容情報
東大航空学科を卒業。戦前は名機〈隼〉の設計、戦後はロケットで日本の宇宙時代の幕開けを担った糸川博士。個人生活もバレエ舞踊、チェロ奏者、ヴァイオリン製作と多彩な博士の若者への人生指南。
目次
第1章 「使命」は人間性を高める
第2章 「未知の相手」を知ると世界が広がる
第3章 「いい師」は人生最大の収穫になる
第4章 「いい友」は自分の飛躍につながる
第5章 「逆境」にはすごい効力がある
第6章 「身体」の重大事、「心」の重大事
第7章 「科学」は人生の糧になる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Naomi
10
「ミラクルハッピーチャンネル」にゲスト出演された赤塚高仁さんのお師匠さんということで興味を持ち、著書を読んでみました。糸川さんは「戦闘機はやぶさの設計士」だそうです。「人間、どんな役職を与えられても、何かしら必ず学ぶものがあります。問題は何のために学ぶかです。」「社会が私に対して何を求めているか(略)」どう生きるかを問われている感じがします。「人生の「師」は、ただ黙って待っていたのでは永遠に見つかりません。」そうだよね~。自分から行動を起こさなきゃ、だね。2015/03/20
芸術家くーまん843
4
「糸川英夫の「人生に消しゴムはいらない」」糸川 英夫、中経出版糸川先生といえば、小惑星探査機「はやぶさ」が着陸した小惑星イトカワは、糸川先生にちなんだもの。糸川先生の特徴は、「人のやらないことをする」。中島飛行機(現富士重工)に入社しましたが、その後、東京大学に転職。研究が性に合っていたようです。・私がロケットに手を染めた理由は「エイリアンを発見してやろう」という好奇心から考えたことです(p48)糸川先生が強調するのは、「使命」「生きがい」です。お金があって、衣食住が足りて、安全・安心の生活も良さそうです2013/05/08