内容説明
製品の設計から開発・製造までのリードタイムを大幅に短縮し、オープンシステムの構築によって情報資源の有効活用を図り、経営効率のアップ、コスト削減を目指すものである。これを実現するための基本的な考え方、コンセプトとして、わが国だけではなく世界的に注目されているのが「CALS(Continuous Acquisition and Life‐cycle Support)」である。一口でいえば、継続的な電子調達(取引)とライフサイクルのサポートシステムである。本書は「CALSとは何か」を極力わかりやすく図解したものである。またCALSが、これまで理想とされてきたバーチャル・コーポレーション(仮想企業)、EDI(電子取引)、EC(電子取引・決済)、マルチメディアなどを現実化させつつある、その関係・理由についても解説している。
目次
第1章 CALSは産業界の「次世代インフラストラクチャー」である
第2章 CALSを実現するためには何が必要か
第3章 CALSは企業体質を劇的に強くする
第4章 CALSは社会・企業を激変させる
第5章 CALSはリエンジニアリングをより発展、具体化させる
第6章 わが国でのCALS推進の現状と導入・定着への課題を考える
第7章 CALS先進企業にみる「導入の実際」と「CALSビジネスの展望」