内容説明
言葉のイメージや情念をシンボライズしつつ、作品の端々に仕掛けられたトリックを明らかにする。漱石研究のみならず、批評の世界全体にコペルニクス的転回を与えた画期的論考。
目次
悪しき時代の処世―『三四郎』読解
漱石の象徴主義―『道草』論
愛の殉教者―『心』論
渦巻く宇宙―『それから』論
幽界への溯行―『門』論
《雛(フエミニニテイ)》の運命―『彼岸過迄』論
死との親和の向こうに―『行人』論
世界に正しく躓くこと―後書きに代えて
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