内容説明
坂口安吾は昭和30年の急逝の後しばらく忘れ去られ、その作品は埋もれていた。この時期に書かれた先駆的安吾論を集めた本書は、ファルスの精神を主軸に、矢田津世子伝説を木っ端微塵に打ち砕き、『吹雪物語』の汚名をすすぐなど、安吾論全盛の今日なお、驚くほどの鮮度で読者の心に迫ってくる。
目次
助走としての序章
クラクラ
「風博士」のころ
「吹雪物語」のまえに
「吹雪物語」について
戦争中の安吾
戦後展望
安吾狂乱
「白痴」小論
テキストについて
坂口安吾は昭和30年の急逝の後しばらく忘れ去られ、その作品は埋もれていた。この時期に書かれた先駆的安吾論を集めた本書は、ファルスの精神を主軸に、矢田津世子伝説を木っ端微塵に打ち砕き、『吹雪物語』の汚名をすすぐなど、安吾論全盛の今日なお、驚くほどの鮮度で読者の心に迫ってくる。
助走としての序章
クラクラ
「風博士」のころ
「吹雪物語」のまえに
「吹雪物語」について
戦争中の安吾
戦後展望
安吾狂乱
「白痴」小論
テキストについて