内容説明
２０世紀スペイン演劇の最大の作家―ガルシア・ロルカ。宿命的な本能の力に翻弄される人物を主人公に描く。原典からの直訳による悲劇的な諸作品を収録した。
感想・レビュー
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uburoi
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ロルカ初期戯曲4篇収録。『蝶の呪い』は蝶が活躍するまでに原稿が終わっていて未完なのだが、蝶は『すばらしい靴屋の女房』で復活する。18歳の若い奥さんをもらった53歳の靴屋。しかし妻を好きになれずに家出する。家を飲み屋に改装してひとり待つ女房。そこに旅の役者が現れて不幸な靴屋の物語詩を語り始める。長編叙事詩『マリアナ・ピネーダ』は革命家の恋人のため敢然と死刑台に臨む烈女のルサンチマンが胸を打つ。2015/03/05
