短歌の酵母

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  • サイズ B6判/ページ数 126p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806047704
  • NDC分類 911.104
  • Cコード C1095

内容説明

人間は言葉を醸す生物だ―新しい歌論。歌に詠まれても、事象そのものは変化しない。だが、言葉は、詠まれることで成長する。人は言葉を醸し続けている。

目次

1 みんなで育てる歌語 トマトぐっちょんベイベー!―潰れトマトの百年
2 題材の攻略―“時間”の背後霊
3 短歌の身体―身をくねらせる短歌さん
4 歌人は酵母菌―醸すカモシカかもしれない

著者等紹介

高柳蕗子[タカヤナギフキコ]
1953年生、歌人・「かばん」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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hirom

2
さる歌会に出席したとき著者も参加されていた。拙歌への評は散々な有様で消えそうな心持になったが、しかし歌の内容を読み込んでくる確かさがあり全面降伏だった。帰宅後、悔しいので著書を入手し読んでみた。本書は、テキストとしての短歌を絶対の存在とする謂わば「唯物論的短歌史観」であると思った。古くは万葉集から現代の短歌に至るまで、日本語に結晶した短歌という詩歌形式を、短歌の言葉の側からひたすらに辿っている。後半その姿勢は短歌の言葉の未来を予測する辺りまで批評の射程が伸びていて素晴らしい。歌詠みにヒントを与えてくれる。2017/09/21

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