内容説明
1909(明治42)年の啄木の表現―ローマ字日記・へなぶり短歌・批評・詩・詩論―を同時代の文学空間に開く独自の論考。増補した決定版。
目次
1 「ローマ字日記」の世界
2 瘋癲院の裏―へなぶり短歌の意味
3 国家・都市・郷土
4 詩心と詩語―「食ふべき詩」及び「心の姿の研究」
5 小論三編
6 増補二編
著者等紹介
木股知史[キマタサトシ]
1951年生まれ。1982年、立命館大学大学院博士課程日本文学専攻単位取得満期退学。2008年、博士(文学)(立命館大学)。現在、甲南大学文学部教授。専攻日本近代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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