内容説明
俳句形式の独特の構造と俳句としての言葉の力を最もよく発揮せしめたもの―それが文学としての俳句だ。現代俳句の病巣をえぐる厳正でポレミックな論考集。
目次
1 俳句のしたたかさ
2 十五人だった京大俳句事件被検挙者
3 戦後俳句の遺産
4 俳句は文学でありたい
5 忘れてはならぬ俳人の全句集
6 俳句は「簡単な思想」形式か
著者等紹介
川名大[カワナハジメ]
昭和14年(1939)千葉県生まれ。俳文学者。早稲田大学第一文学部を経て、慶応義塾大学・東京大学両大学院修士課程にて近代俳句を専攻。三好行雄、高柳重信に学ぶ。東京都立三田高等学校を定年退職後、東京都公文書館史料編纂係を経て、聖光学院中・高等学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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