モダン都市と現代俳句

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  • サイズ A5判/ページ数 241p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784806046783
  • NDC分類 911.36
  • Cコード C1095

内容説明

モダン都市の下に疾走する新興俳句、反近代の「ホトトギス」俳句、疾風怒涛の戦後俳句。そして性役割と性別を視点とした女性俳句の特質と変貌。現代俳句の表現史上の成果を文学性、実証、批評精神に立脚して論及する詩魂溢れる論考集。

目次

「モダン都市」を視点とした現代俳句史の起点について
新興俳句の精神とその系譜
戦争俳句の認識と表現史上の遺産―何を、どう詠んでも表現結果次第
新興俳句運動と俳句弾圧事件―暉峻康隆氏の「芭蕉無季発句説の行方」を正す
高浜虚子の俳句・俳句観・人生観
芥川龍之介の俳句と俳句観
高屋窓秋の軌跡
飯田龍太の俳句の特色―感性の俳人から共生の世界へ
三橋敏雄の俳句的遺産
現代俳句の展開―昭和一桁世代俳人が生み出したもの〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

12
新興俳句を中心にみた現代俳句史。個人ではなくグループやその時代に流行した俳人を並べているので俳句史として理解しやすい。現代俳句協会の分裂とか中にいる人はなかなか書けないだろうそういうトッピクもある。何より女性俳人についてこれほど述べた本はないのではないのか?戦時の女性俳人として、藤木清子に出会えたのは良かった。「戦争と女はべつでありたくなし」「戦死者の寡婦にあらざるはさびし」2023/09/08

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