内容説明
誰にだってその生を主張する真摯な姿、たとえば巨石にかじりついている一匹の赤い蜻蛉のように天地を相手に乾坤一擲の姿があるというものだ。今回の出版は、人対物の業績はすでに多く出ている教室関係者の専門書に譲るとして、人対人における創作に重点をおいた。つまり、作者ひとりの人間としての息吹を重視した。したがって、このアンソロジーは広く社会一般にたいして訴える広さを有する。
目次
風変わりな動詞の活用―タガログ語の場合
噺家寸言
“13デイズ”について
放射性ヨード(I‐131)は両刃の剣
私の趣味
医師が病気になって
高野山と作歌
言わんといて
ジョイント音
動物と私〔ほか〕



