内容説明
ボードレールの散文詩、それは『悪の華』と並ぶもう一冊の詩集ではない。詩そのものを疑問視する詩人は、自らの同一性を故意に破壊して、他者(群衆)と同化しつつ、常套句の暴力性を堀り起す行為を通じて、混沌たる揺動の裡に「不快なモラル」を伝達する。
目次
第1章 芸術と芸術家
第2章 「不快なモラル」
第3章 散文の詩
ボードレールの散文詩、それは『悪の華』と並ぶもう一冊の詩集ではない。詩そのものを疑問視する詩人は、自らの同一性を故意に破壊して、他者(群衆)と同化しつつ、常套句の暴力性を堀り起す行為を通じて、混沌たる揺動の裡に「不快なモラル」を伝達する。
第1章 芸術と芸術家
第2章 「不快なモラル」
第3章 散文の詩