ひとときの光芒―藤木清子全句集

ひとときの光芒―藤木清子全句集

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  • サイズ A5判/ページ数 180p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784806016717
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C1092

内容説明

昭和初期から第二次世界大戦までに展開された新興俳句運動。その渦中にあって、男性に伍して光を放った女流俳人がいた。その名は藤木清子。彼女の全作品の足跡を、現代の女流俳人宇多喜代子が辿った。生き難い時代を真摯に生き、いちずに俳句を詠んだ清子。今もって新鮮な作品群を鑑賞されたし。

目次

藤木清子の句(昭和6年~7年;昭和10年;昭和11年;昭和12年;昭和13年;昭和14年;昭和15年)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かふ

12
かつて「旗艦」という新興俳句雑誌があった。戦時に官憲に睨まれて終刊になった。その中に片山桃史や藤木清子の表には出ない俳句の数々があったのだ。いわば戦時の沈没船を「サルベージ」するという編集を宇多喜代子はやったのである。それは藤木清子という戦時を生きた寡婦が詠んだ俳句である。戦時の女性俳句は戦意高揚句以外はあまり知られていない。それも女一人で戦時を俳句と共に生きた俳人の証言として貴重である。彼女は再婚するにあたって俳句を捨てるように言われたという。それから消息不明。2023/09/21

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