内容説明
寺山修司、幻の第1歌集。
目次
燃ゆる頬
記憶する生
季節が僕を連れ去ったあとに
夏美の歌
チエホフ祭
冬の斧
直角な空に
浮浪児
熱い茎
マダムと薔薇と黒ん坊と
少年
蚪蜴の時代
真夏の死
祖国喪失
著者等紹介
寺山修司[テラヤマシュウジ]
1936年1月10日青森生れ。1954年「短歌研究」新人賞受賞。「短歌」「短歌研究」その他に作品発表。詩劇、童話、エッセイなどもかいた
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
44
#寺山修司 #短歌 マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖國はありや#返歌 写真撮るつかのまマラソン恩深し国籍移すカンボジアひろし2016/11/06
おゆ
7
【メモ】向日葵は枯れつつ花を捧げおり父の墓標はわれより低し/この家も誰かが道化者ならん高き塀より越えでし揚羽/ゆくかぎり枯野とくもる空ばかり一匹の蠅もし失わば/赤き肉吊せし冬のガラス戸に葬列の一人としてわれうつる/わが野生たとえば木椅子きしませて牧師の一句たやすく奪う/われの神なるやも知れぬ冬の鳩を撃ちて硝煙あげつつ帰る/マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや/その思想なぜに主義とは為さざるや酔いたる脛に蚊を打ちおとし★空には本それを捲らんためにのみ雲雀もにがき心を通る、は本書ではない。2017/04/14
水蛇
2
歌も交声曲も装丁も、どれもすこし傷にしみる風みたい。寺山修司らしいロシア文学への言及も、隣で過ごしてるみたいな日常を感じてどこかうれしくなっちゃう。 「吊るされて玉葱芽ぐむ納屋ふかくツルゲエネフをはじめて読みき」「どのように窓ひらくともわが内に空を失くせし夏美が眠る」「外套のまゝのひる寝にあらわれて父よりほかの霊と思えず」「わがにがき心のなかにレモン一つ育ちゆくとき世界は昏れて」 こんなの嗚咽する。2025/03/18
あきこ
2
「われの神なるやも知れぬ冬の鳩を撃ちて硝煙あげつゝ帰る」2012/01/26
べ
0
P17ばら色の雲に時間をのせおかむ少女とキャベツスープをすすり P22知恵のみがもたらせる詩を書きためて暖かきかな林檎の空箱 知恵のみ(only)知恵の実ダブルミーニング 知恵の実→林檎 p76だれの悪霊なりや吊られし外套の前すぐるときいきなりさむし2021/02/17




