内容説明
1980年代、90年代の短歌に波紋を起こした荻原裕幸の20年を一望できる「全歌集」。『青年霊歌』をはじめ、全既刊歌集、未刊の『永遠青天症』を完本で収録。
目次
青年霊歌(水晶街路;青年霊歌 ほか)
甘藍派宣言(折鶴心中;桜桃革命 ほか)
あるまじろん(ウッドストックの憂鬱;私の魔法陣の彼方へ ほか)
世紀末くん!(みづいろ前線;ほくが向日葵だつた頃 ほか)
永遠青天症(時計は永遠を記述してゐる(1994‐1995)
クレヨンストリート(1996‐1997) ほか)
著者等紹介
荻原裕幸[オギハラヒロユキ]
1962年8月24日名古屋市に生れる。1979年前衛短歌の作品群に刺激されて作歌をはじめる。1986年塚本邦雄選歌誌「玲瓏」創刊に参加。編集委員を経て1998年退会。1987年「青年霊歌」にて第30回短歌研究新人賞受賞。愛知県立大学外国語学部第二部フランス学科卒業。1988年、第一歌集『青年霊歌』(書肆季節社)刊行。同人誌「フォルテ」創刊。同誌は4号にて休刊。1990年第二歌集『甘藍派宣言』(書肆季節社)刊行。1991年朝日新聞に「現代短歌のニューウエーブ」を執筆。「主体の問題をめぐって」にて第9回現代短歌評論賞次席。1992年第三歌集『あるまじろん』(沖積舎)刊行。『現代の第一歌集』(ながらみ書房)に自選50首を出稿。「昭和の歌人80人」(雁書館)に自選66首を出稿。朝日新聞(中部版)に詩歌句時評の連載を開始(現在も執筆中)。1993年コピーライターとしてプロダクションに入社。1999年退社。1994年第四歌集『世紀末くん!』(沖積舎)刊行。1995年岩波書店「へるめす歌会」(小林恭二企画)に参加。1996年三枝昂之著『討論・現代短歌の修辞学』(ながらみ書房)に出演。1997年小林恭二著『短歌パラダイス』(岩波新書)に出演。共著『短歌・俳句同時入門』(東洋経済新報社)刊行。1998年加藤治郎、穂村弘とエスツー・プロジェクトを結成。メーリングリスト「ラエティティア」を開設。ホームページ「電脳短歌イエローページ」を開設。合同歌集『新星十人』(立風書房)刊行。共著『現代短歌を学ぶ人のために』(世界思想社)刊行。1999年共編著『岩波現代短歌辞典』(岩波新書)刊行。共著『GKドキュメント』(現代歌人会議)刊行。小高賢編著『現代短歌の鑑賞101』(新書館)に自選30首を出稿。2000年ホームページ「デジタル・ビスケット」を開設。メールマガジン「@ラエティティア」を創刊。週刊読書人に短歌時評の連載を開始(2001年末まで連載予定)
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