目次
労働災害の定義と最近の動向
労働安全衛生法の意義とその形成
労働安全衛生法の基本的事項
労働安全衛生法の実効確保
安全衛生管理体制
危害防止のための措置
機械等に関する規制
危険物および有害物に関する規制
安全衛生教育と就業制限
労働者の健康の確保
健康の保持増進と快適な職場環境の形成
著者等紹介
畠中信夫[ハタケナカノブオ]
1968(昭和43)年、中央大学法学部卒業。同年労働省入省。在ジュネーブ日本国政府代表部参事官、北海道労働基準局長、中央労働委員会事務局次長、日本労働研究機構理事、白鴎大学法学部・法科大学院教授(労働法)、労働保険審査会委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セイ
0
労働安全衛生法の作成にも携わった著者が、労働安全衛生法成立の前史、法体系、危害防止基準、機械規制、安全衛生教育、健康管理に至るまで、労働安全衛生の全体像を解説する。法律の内容だけでなく、その法律の背景にある考え方、法体系が複雑に入り乱れている理由やその構造の解説まであるため、労働安全衛生法はもちろん、有機則や特化則などの広義の労働安全衛生法の全体像が理解できる。これを理解した上で各論(建設、製造、化学、土木)の具体的内容を勉強しようと思う。2024/11/08
reg_anjet
0
労働安全衛生法令の沿革や法総則といった全体的な枠組みについて述べられた第3章まで(全体の頁数からすると5分の1強)。当たり前ですけど、「なんとなく頭に入っている事柄」と「言語化して説明できる知識」は違うもので、専門外といえども、本書第3章くらいまでの内容は尋かれたら答えられる――少なくとも、調べ方を知っている――くらいの像は結んでおきたいという話です。2022/07/16