出版社内容情報
たとえば「認知症のお年寄りがトイレの水で顔を洗っている」とき、どうしたらいいのか? 「口からわざと食べ物を吐き出す」ときは? 本書は、このような「どうしよう」「困った」という47の場面を取り上げて、適切にかかわる方法を5ステップで示した認知症ケアの超入門書。
内容説明
うわあ、認知症のお年寄りってこんなにいろんなことをするのか!?何が起きても慌てない、驚かない、家族と介護職員のための最強マニュアル。認知症のある人の“思わぬ行動”47事例を〓口流5ステップで解決!
目次
知識編第1章 認知症ケアの基本姿勢(問題行動をしているのは誰?;精神活動は障害されない;よい介護・悪い介護の差 ほか)
知識編第2章 声のかけ方・接し方〓口流5ステップ(〓口流5ステップを始める前に;〓口流5ステップで人間関係をつくる;〓口流5ステップのポイント ほか)
実践編第3章 〓口流5ステップ47事例(事例1 食べ物で遊んでなかなか食べてくれない;事例2 口の中にある物をわざとぷーっと吐き出す;事例3 食べ物を口から取り出す ほか)
著者等紹介
〓口光子[タカグチミツコ]
元気がでる介護研究所代表。介護アドバイザー。理学療法士・介護支援専門員・介護福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどりまま
1
未読 上野千鶴子さんおすすめ2025/04/23
ıɯɐɯɐ‾oʇɐs
1
一番の学びは、認知症のかたの行動に遭遇したときの「自分の気持に気づく事」が大事だというもの。一言で言えば客観視なのかもしれません。いずれにせよ、自分の気持ちをきちんと受け止めたうえで、感情を整えることをするというステップが、認知症の方へのケアには必要だなと感じました。そもそも、ケアするがわに心の余裕がなければ相手へのケアなんでできませんよね。その余裕をつくる工夫が、自分の気持ちを整えることだと気付かされました。あと、認知症の方の行動には理由があるので、そこを想像できる発想力を鍛えてくれる本だなと感じました2024/07/09
澄野五位
0
具体的な事例と踏むべきステップが書いてあり、とても参考になった。やっぱコミュニケーションに受容と共感は大事なんだなという感想。ただ、自分が介護者になったとき、実践できるかと言われると、自信がない。難しいなあ。2025/04/20
miyaちゃん
0
認知症による中核症状や周辺症状によって出る行動パターンに対して、職員はまず受け入れる。ここからはじめればいいんだと思いました。 なかなか出来なくてイライラしたりするけど、なぜ、認知症の人はこんな行動パターンがでるのか。それがわかる本です。2025/03/08
千代
0
「どうしよう!」「困った!」という場面で役立つ声のかけ方・接し方を47事例紹介。5つのステップ……傾聴、受容、繰り返す・ほめる、質問、ケアへの声かけに沿って言葉や態度でしっかり伝え、対応する……これ、実際には相当大変。家族だと頭では分かっていても気持ちにゆとりがないと中々。事例17の「動揺している自分自身の心の整え方」はとても参考になる。とっさには出来ないだろうけど、頭に入れて備えておきたい。2025/02/16
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