出版社内容情報
<放デイでの支援・遊びのコツがよくわかる!>
放課後等デイサービス(放デイ)は、障害のある子ども(小学生~高校生)が、放課後や長期休みに過ごす居場所です。2012年の制度開始以降急増し、令和元年度には約1万4500か所開所されています。
幅広い年齢で、様々な障害のある、心身の発達状況もまちまちの子どもたちへの適切なサポートが必要ですが、サービスの質のばらつきなどの課題も指摘されています。
本書では、子どもたちの興味関心を高め、意欲を引き出す方法を、事例、図解などを通しわかりやすく具体的に解説しました。放デイの事業所運営については類書もありますが、子どもの支援や遊びに関する書籍はほとんどありません。支援者の研修や質の向上に役立つ内容が満載です。
【主な目次】
第1章 放課後等デイサービスとは
①放課後等デイサービスの概要 ②「発達支援」とは ③保護者のニーズと子どものニーズ ④多様な職種とつながって
第2章 こどもの理解とアセスメント
①「障がい」とは ②こどもの特性を理解する ③支援者として大切なこと ④保護者やきょうだいとの関係
第3章 あそびを通した発達支援
①大切な放課後の「あそび」 ②姿勢調節と姿勢管理の大切さ ③ポジショニング-いくつかの事例から ④環境を整える-物、人、時 ⑤快刺激と不快刺激=よい情報入力と悪い情報入力 ⑥虐待を防ぐ
第4章 あそびと学びの実践
①体と感覚の発達 ②こどものアセスメントとあそびの実践例 ③個別指導で豊かなあそび ④あそびと学び ⑤「社会」につながるあそび ⑥支援者の「あそび心」-ユーモア・コミュニケーションのすすめ
第5章 本の力と発達支援~世界と出会う機会を作る~
①「読み聞かせ」のもつ意義 ②本をどう選ぶか ③本がこどもに及ぼす力 ④語る力へつなげる
第6章 地域共生社会を作る
①特別支援教育を知る ②「地域と共にある」学校との連携・協働 ③生涯発達を見据えた共生社会を目指す
第7章 医療的ケアや体を理解する~自立と尊厳を守るために~
①医療的ケアが必要なこども達 ②「医療的ケア」を理解する ③てんかんについて知ろう ④自分の体と向き合うとき-思春期の支援 ⑤自分のトリセツを語れるように-自立のために ⑥性について
第8章 感染症対策、災害対策、救急対応~安心安全のために~
①感染症対策-感染しない・させない支援 ②災害対策 ③子どもの体調急変時の対応
資料 令和3年度障害福祉サービス等報酬改定における変更点
●編集
亀井智泉 長野県医療的ケア児等支援センター副センター長
●執筆
・小林敏枝 松本大学非常勤講師
・塚原茂樹 理学療法士
・塚原成幸 清泉女学院短期大学幼児教育科准教授
●医療監修
福山哲広 信州大学医学部小児科講師
目次
第1章 放課後等デイサービスとは
第2章 こどもの理解とアセスメント
第3章 あそびを通した発達支援
第4章 あそびと学びの実践
第5章 本の力と発達支援―世界と出会う機会を作る
第6章 地域共生社会を作る
第7章 医療的ケアや体を理解する―自立と尊厳を守るために
第8章 感染症対策、災害対策、救急対応―安心安全のために
著者等紹介
亀井智泉[カメイチセン]
長野県医療的ケア児等支援センター副センター長。超重症心身障がいの第1子を4歳で亡くしたことを機に、生命倫理・家族支援・チーム医療について発信。高度医療機関と地域をつなぐ活動から、医療的支援の必要な子育てのための多職種連携チーム構築とその後方支援体制づくりを担ってきた。信州大学医学部新生児学・療育学講座特任助教を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- DVD
- 彼女を見ればわかること