内容説明
要録を作成するということは、自身の指導の過程を振り返りながら、子ども一人ひとりの発達の過程に基づいた評価をおこない、指導の改善に生かすようにすることです。本書は「要録」作成の目的に従い、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」をふまえて、指導の過程と育ちつつある姿を小学校等にわかりやすく記入するための手順を、どの園でもみられる子どもの姿を想定して作成した「要録」をもとに、書き方のポイントを紹介します。
目次
序章 読み手に伝わる要録とは(子どもの育ちをとらえてつなぐ要録;要録の役割 ほか)
第1章 記録から要録へのまとめ方―育ちつつある姿をとらえる(要録につながる記録;ケーススタディ)
第2章 「10の姿」を意識した書き方―5領域でとらえた育ちを「10の姿」で表す(「10の姿」と5領域とのつながりを見る;「10の姿」別文例集)
第3章 子どもの育ちが読み手に伝わる要録のポイント(初めてのことに不安感が強く、慎重にかかわる;泣くことで自分の思いを表現していた ほか)
第4章 要録を活用した小学校との連携(要録を振り返るうえで大切なこと;振り返りの実践 ほか)
著者等紹介
神長美津子[カミナガミツコ]
國學院大學人間開発学部子ども支援学科教授
阿部和子[アベカズコ]
大阪総合保育大学大学院特任教授
大方美香[オオガタミカ]
大阪総合保育大学大学院教授
山下文一[ヤマシタフミヒト]
松蔭大学コミュニケーション文化学部子ども学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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