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内容説明
小中高生の約1割強いるとみられる「起立性調節障害」。本書では、不登校、うつ、ひきこもりなどとも混同されるこの疾患について、その兆候から、診断・治療のプロセス、サポート方法etc、子どもに接するすべての方に向けて、わかりやすく解説した。
目次
第1章 今、子どもたちに何が起きているか?
第2章 なぜ「起立性調節障害」は気づかれないのか―「起立性調節障害」を理解する
第3章 起立性調節障害の子どもたちのSOSサインを見逃すな
第4章 診断と治療はこう行われる
第5章 周囲のサポートが子どもたちを救う
第6章 起立性調節障害のここが知りたいQ&A
著者等紹介
田中英高[タナカヒデタカ]
大阪医科大学小児科学教室准教授。大阪医科大学附属病院発達小児科科長。日本小児心身医学会理事長。1980年大阪医科大学卒業。1986年同大学院修了(医学博士)、同小児科助手。1992年スウェーデン、リンショッピン大学客員研究員トレシウス教授に師事。1994年スウェーデン資格医学博士取得、大阪医科大学小児科講師。1997年大阪医科大学小児科助教授。2008年日本小児心身医学会理事長。専門領域は、起立性調節障害、不登校などの心身症(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆにす
8
理解してもらうためにとても丁寧に書かれているなと思いました。病気の子どもに対してとまどい、腫物にさわるような対応になってしまうこともあると思いますが「一定のルールのなかで生活する」という心構えをあらためて言っていただきそれが大切だなと思いました。薬物治療についても子どもについての安全性は確立されていないと明記されたのもいいと思いました。薬の問題は難しいですね。薬についてもっとわかりやすい本があるといいのだけど。2014/07/25
なつめ
4
朝起きられないのに夜は調子が良い。慢性的な立ち眩みや頭痛がある。集中力が続かない……そんな症状を抱える子供達に、その保護者に、学校の先生方にも是非読んで頂きたい一冊。症状の解説から診断法、治療法まで大変易しく分かりやすくまとめられていて、お勧めです。2010/08/13
mitya
3
起立性調節障害のことをとても丁寧に説明してくれている。やはり治療の進め方が一番参考になる。書かれてある保護者の心構えで子どもに臨もう。2018/04/14
かい
3
この病気は目には見えにくく症状もまちまち。理解されなくて親も子も苦しむ。サボるな、怠けるなって周囲はどんどん追い詰める。理解してるつもりでも実際のしんどさは当事者にしか分からない部分も多い。そんな風に温かく見守れる人でありたい。2014/12/05
Miho Yoshikawa
3
自分が診断された当時は今ほど認知度が高くなかったらしい事に驚き。周囲の理解を得るのは本当に難しい。ずっと「怠けてる」「不登校」「我が侭」「早起きしなさい」等々言われてきて、症状の辛さ以上にそう言われる事が辛い。同級生に言われた言葉は未だに傷つけられる。ただ、この病気で理不尽に親から怒られた事はない。相当大変だったろうに、理解し見守ってくれた両親に改めて感謝。大人になっても治らないのを気にしてたけど、女児の半数はそうらしく、少し気が楽になったかも。子供を持つ方には一度読んでいただきたい。2012/05/22
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